前回書いた、ウッドバルコニーの下にある謎の白い物体。
正体は「腐朽菌」でした。
どんな状態だったかは、こちらの記事をご覧ください。
あれから3か月ちょっと。
同じ場所に腐朽菌が出てきました。
なぜ腐朽菌は繁殖したのか
腐朽菌は、落ち葉などについている菌でどこにでもいます。
原因 掃除をしていない
ウッドバルコニーのメンテナンスは、キュロールを塗るときくらいで大した掃除はしていませんでした。
きちんと掃除していれば、腐朽菌が定着する前に洗い流すことが出来ます。
我が家の場合、隙間に落ち葉が残っている状態でした。
原因 日当たりが悪い場所だった
腐朽菌が繁殖していたのは、ウッドバルコニーの南端。
南だから日当たりよさそうと思われるかもしれませんが、ウッドバルコニーは手すりや柱が立っています。
南端の床面は、ちょうど柱などの陰になってしまい、日が当たる時間が短いのです。
床面と柱の間には、隙間があり、落ち葉などのゴミがたまっていました。
日当たりが悪い隙間、ゴミがたまっている。
もう、菌を育てる環境をご丁寧に準備したような感じですよね。

その隙間が面しているのが、木の切断面。
そこから水分や菌が侵食していったのでしょう。
腐朽菌が繁殖したウッドバルコニー、どうする?
腐朽菌が繁殖したウッドバルコニーをどうするか、いろいろ調べてみました。
どうしても出てくる結果は、
・腐朽部分を新しい木に交換する
・腐朽部分を削る
など、かなり大変な作業ばかり。
我が家のウッドバルコニーはそこまで重症ではないのではないか、、、と悩みました。
まずは、予防策をしっかりやってみて、同じ場所に再発しないようになればいいのでは。
キガタメールアクアで対策
スウェーデンハウスの消耗品カタログに載っている「キガタメールアクア」を購入しました。

キガタメールアクアは木質強化剤。
気にしみこんで固まることで、木を強化します。
腐朽菌が入る前にやっておくことで、木の内部への腐朽菌侵入を防ぐことが出来ます。
キガタメールアクアはスウェーデンハウスと寿加工株式会社の共同開発商品ですので、
スウェーデンハウス以外から購入することは出来ません。
※少なくとも私は見つけられませんでした
「キガタメール」は寿加工株式会社のWebサイトから直接購入ができるようです。
おそらくキガタメール6号Lが近い製品かとは思いますが、正確なところはわかりません。
スウェーデンハウスから購入すると、塗るための刷毛や容器もついてくるため、スウェーデンハウスから購入する方がお勧めです。
塗ってみよう
まず隙間部分を入念に掃除し、できる範囲でやすり掛けをします。
ちょうど、この裏側にあたる部分が腐朽菌が顕著に出ていたところなので、おそらくこの隙間から腐朽菌が侵食していったと思われます。
よって、この小口部分を入念に刷毛で塗ります。
といってもよく見えないのでできることには限りがありますが。

すでに入り込んだ腐朽菌を滅ぼすことは出来ないと思いますが、少なくとも強度の維持にはなると思います。
塗った部分は硬化するため、表面にツヤが出てきます。
半面、その部分にはキュロールSLが浸透しないため、色むらが起きる原因となります。
ですので、表面部分については、乾く前に濡れたウェスで十分なふき取りが必要です。
我が家の場合、すでに色むらが凄いのでさほど気になりません。
この後、裏側の腐朽菌わんさかゾーンにも塗ってみました。
さて、梅雨シーズンをこれから越えるわけですが、どうなるか楽しみです。
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