スウェーデンハウスは本当に後悔する？実際に住んだからこそわかる魅力と注意点

「スウェーデンハウスはやめた方がいい」「後悔した」

インターネットで検索すると、そんなネガティブなキーワードが目に飛び込んでくるかもしれません。北欧デザインと高い住宅性能で知られるスウェーデンハウスですが、決して安い買い物ではありませんから、不安になるのも当然です。

しかし、実際にスウェーデンハウスで家を建て、数年暮らしている筆者から言わせれば、「スウェーデンハウスを選んで本当に良かった」と心から思っています。もちろん、住んでみて初めて気づいた点や、事前に知っておけばもっと良かったと感じたこともあります。

この記事では、スウェーデンハウスの魅力的なポイントを深掘りしつつ、気になる「後悔」についても、実体験や調査に基づいた情報を交えながら、正直にお伝えしていきます。スウェーデンハウスを検討しているあなたの家づくりが、より良いものになるよう、ぜひ最後までお読みください。

なぜスウェーデンハウスを選んだのか？決め手となった３つの魅力

私が数ある住宅メーカーの中からスウェーデンハウスを選んだ理由は、大きく分けて以下の３つです。

圧倒的な高気密・高断熱性能
時を経ても色褪せない美しいデザイン
長く安心して住み続けられる品質

一つずつ詳しく見ていきましょう。

１．圧倒的な高気密・高断熱性能：一年中快適な暮らし

スウェーデンハウスの最大の魅力と言っても過言ではないのが、その高気密・高断熱性能です。

日本の住宅は、夏は蒸し暑く、冬は底冷えする家が多いですが、スウェーデンハウスはまるで魔法瓶のように、外の気温に左右されにくいのが特徴です。夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適な室温を保つことができます。

実際に住んでみると、その快適さを肌で感じます。冬場、エアコン一台で家中がじんわりと暖まり、窓辺にいても寒さを感じません。

「高気密・高断熱だと、冬は乾燥しやすいのでは？」という心配の声もあります。確かに、気密性が高い分、室内の湿度が低くなる傾向はありますが、加湿器を併用したり、洗濯物を部屋干しするなど対策をすれば、特に問題はありません。むしろ、結露が発生しにくく、カビの心配が少ないというメリットもあります。

２．時を経ても色褪せない美しいデザイン：北欧の温もりを感じる家

スウェーデンハウスのデザインは、シンプルでありながらも温かみがあり、長く住み続けるほどに愛着が湧いてきます。

特徴的な木製サッシの窓は、断熱性能が高いだけでなく、外観のアクセントにもなり、室内からはまるで絵画のように景色を切り取ってくれます。

もちろん、モダンなデザインやスタイリッシュな家がお好みの方には、少し物足りないと感じるかもしれません。しかし、時を経ても古さを感じさせない、普遍的な美しさこそが、スウェーデンハウスの魅力だと私は思います。

３．長く安心して住み続けられる品質：世代を超えて住み継ぐ家

スウェーデンハウスは、「100年住み継ぐ家」をコンセプトに掲げており、その品質へのこだわりは徹底しています。

独自のモノボックス構造は、地震や台風などの自然災害にも強く、家族の安全を守ってくれます。実際に、過去の震災においても、スウェーデンハウスの建物はほとんど被害を受けなかったという報告もあります。

また、50年間の無料定期検診システムがあるのも心強いポイントです。家は建てて終わりではなく、その後のメンテナンスも重要です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、世代を超えて安心して住み続けることができるのです。

スウェーデンハウスで後悔した？実際に住んで感じたこと

魅力的なポイントが多いスウェーデンハウスですが、実際に住んでみて、気になる点や事前に知っておけば良かったと感じたこともいくつかあります。

費用はやはり高め？オプションを含めた総額を把握する重要性

スウェーデンハウスの建築費用は、一般的に他のハウスメーカーと比較して高めになる傾向があります。これは、高品質な素材の使用や、輸入部材のコストなどが影響していると考えられます。

また、標準装備に含まれていないものもいくつかあり、オプションで追加すると費用が嵩むこともあります。例えば、網戸はオプション扱いになります。

しかし、高い初期費用に見合うだけの価値は十分にあると私は感じています。長期的な視点で見れば、高気密・高断熱性能による光熱費の削減や、建物の長寿命化によるメンテナンスコストの抑制など、メリットも大きいと言えるでしょう。

後悔しないためには、初期の見積もり段階で、本体価格だけでなく、オプション費用や付帯工事費、諸費用など、総額をしっかりと把握しておくことが重要です。

間取りの自由度は？事前の綿密な打ち合わせが鍵

スウェーデンハウスは、独自の木質パネル工法を採用しているため、間取りの自由度には一定の制約があると言われています。

例えば、柱のない大空間リビングを希望する場合や、特殊な形状の家を建てたい場合には、他の工法を採用しているハウスメーカーの方が適しているかもしれません。

しかし、一般的な住宅に必要な間取りであれば、スウェーデンハウスでも十分に実現可能です。実際に私も、家族のライフスタイルに合わせた間取りで、快適な暮らしを送っています。

重要なのは、設計段階で営業担当者や設計士としっかりとコミュニケーションを取り、自身の希望や要望を具体的に伝えることです。間取りの制約についても事前に確認し、納得のいくプランを作成することが、後悔しないための大切なポイントです。

木製サッシのメンテナンスは？手間をかけることで美しさを保つ

スウェーデンハウスの特徴の一つである木製サッシは、断熱性能が高い反面、定期的なメンテナンスが必要です。具体的には、数年に一度、木材保護オイルを塗布したり、再塗装を行う必要があります。

「メンテナンスが面倒だ」と感じる方もいるかもしれませんが、適切なメンテナンスを行うことで、木製サッシの美しさを長く保つことができます。むしろ、経年変化による風合いを楽しめるのが、木製ならではの魅力とも言えるでしょう。

スウェーデンハウスでは、メンテナンスに関する講習会なども開催しているので、積極的に参加してみるのも良いかもしれません。

スウェーデンハウスで後悔しないために：購入前に知っておくべきこと

スウェーデンハウスでの家づくりで後悔しないためには、以下の点を事前にしっかりと理解しておくことが大切です。

メリットだけでなく、デメリットも理解する： 高気密・高断熱性能による乾燥や、木製サッシのメンテナンスなど、注意点も把握しておきましょう。
総費用を把握し、予算に余裕を持たせる： 本体価格だけでなく、オプション費用や諸費用も考慮した資金計画を立てましょう。
間取りの希望を具体的に伝え、制約についても確認する： 設計士と密にコミュニケーションを取り、理想の住まいを実現するためのプランを練りましょう。
木製サッシのメンテナンスについて理解し、手間を惜しまない： 定期的なメンテナンスを行うことで、木製サッシの美しさと性能を長く保つことができます。
複数のハウスメーカーと比較検討する： スウェーデンハウスだけでなく、他のハウスメーカーの提案も比較検討することで、より自分に合った選択肢を見つけることができるかもしれません。