リフォームであとから壁を作るのはやめとけ

スウェーデンハウス

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我が家の子供部屋は、もともと一つでした。
12畳くらいの部屋を広々と使い、子供たちが成長してから二つに分けましょう、という想定でした。

そして子供が成長、それぞれの部屋が欲しい年齢になったのでリフォームすることに。

こういう想定で家を作ろうとする方、結構多いんじゃないでしょうか?

あとから壁を作るメリット

部屋を広く使える

当たり前すぎますが、部屋を広く使えます

最初のコストを抑えられる

壁1枚分作らないわけですから、その分大工仕事も減りますし、クロスの面積も減ります。
またドアも1枚不要です。

あとから壁を作るデメリット

壁を作ろうと決めるまでは、デメリットを感じることはありませんでした。

実際にリフォームをお願いして、後悔することとなったのです。

費用

我が家の場合、工事費はざっくり50万でした。
リフォームでこれくらいなのですから、新築時だったらもっと安かったと思います。
どうせ低金利で住宅ローン借りるんだから、それくらいの額はケチらなくてよかったんじゃないかと思います。
(部屋を広く使えるメリットも踏まえてそうしたのですが)

工事準備やら工事期間が大変

工事に向けて部屋を片付けるところから始まり、工事期間中は誰かが在宅していないといけません。
そして騒音もすごい。
工期は4,5日程度ですが、大変な期間でした。

と、まぁここまでは容易に想像できるかと思います。
ここからは想像できなかったことでした。

まず大前提として、繰り返しになりますが「新築したときから、将来的に部屋を分ける想定」でした。
図面にもしっかりそのことが書いてあります。
だから、新築時からそのことを想定して家づくりがされていると思っていました。
そしてスウェーデンハウスに頼めばきれいにやってくれるだろうと。

廻り縁と巾木の色が途中から変わる

廻り縁は、壁と天井の境界につける木製のパーツです。
巾木は、壁と床の境界につけるパーツです。



新設する壁の廻り縁と巾木は当然新品なので、既設部分とは色が違うのは当たり前ですよね。

青の壁とドアが新設する部分です。
思ってもみなかったのが、赤楕円で囲った部分まで影響があったことです。

部屋をぶっ通しで真っすぐ入っていた巾木、壁を作る際にいったん外さないといけません。
そして壁を作った後に、再度巾木をつけます。
その際、壁の厚み分を短くしてからつけることになりますが、どうやらよっぽど精巧に作業をしないと
同じ巾木を使うのが難しいようで、どこかしら新しい巾木になってしまいます。
廻り縁も同様です。

正直、いまだに解せない部分もあります。
壁の厚みはそれなりにあるので、うまいことやれば同じ巾木が使えそうな気がするのですが。

3年ほどで色は同じ色に落ち着くようなので、仕方なく受け入れました。

いろいろな場所のクロスが剥がれる

巾木を取り外したり、廻り縁を取り外したりする段階で、壁や天井のクロスがくっついてきて剥がれます。
もちろん、その分は補修してもらえますが、注意が必要です。

補修と言っても、全面貼替なんてせずに部分的に貼替となります。
その際「同じクロスがあるか」が大事なポイントです。

我が家の場合、ドアを新設するときにはがしたクロスがあったので、そのまま使えました。
また新築時に余ったクロスを保管していたのもありました。

もしそういったクロスがない場合、新しいクロスで補修することとなります。
同じ型番でも、日焼けしたものと新品では全然色が違います。

見積取るときは、補修する際のクロスがどうなるかを確認しておいた方がいいでしょう。

大工工事で床や壁が傷つく場合がある

基本的に十分養生して作業をしていますが、壁に穴をあけたり、巾木を外したりする力作業をすると、傷ついてしまうことがあります。

工事が終わったあと「こんな傷あったっけ…」となりました。
数年猫と子供と住んでいれば、家の中に傷やへこみは無数にありますが、あきらかになかったものが増えていたり。

工事前に、しっかり主要な傷やへこみは工事責任者と確認をしておくべきでした。
レンタカーを借りたことがある人はわかると思いますが、借りる前に店の人と借りる人が車の主要な傷を確認してサインします。
それと同じようなことをしておくべきでした。


床の色が変わる

我が家の2階は全部同じ床です。
廊下と部屋が同じ床なので、元々ドアがある場所の床は廊下から部屋まで切れ目なく続いています。
一方、ドアを新設したところは壁だったので、床がありません。あらたに床板が必要となります。

そしてまたここでクロスと似たような問題が起きます。

同じ床板があるのか、という問題です。
同じ型番の床板でも経年で色が変わります。
またクロスと違って、あまっている床板などありません。

床を作る際に、どのような床の色になるのかきちんと確認が必要です。

どうするのがいいか

リフォーム前提の家づくりはやめた方がいいです。
どうしてもあとから部屋を分割したいなら、せめてドアだけでも最初からつけておきましょう。
そして、図面に将来壁とドアを作るということをしっかり残してもらいましょう
(新築時と同じ業者に頼む場合、これがないと諸々の追加料金が発生する可能性大)

もしリフォームするなら、見積もり時にしっかり確認しましょう。

  • 巾木、廻り縁の仕上がりがどうなるか
  • 新設ドア下の床色はどうなるか
  • 工事でクロスが傷ついたら補修はどうなるか

ただ、見積もり前にあまり細かく伝えると、かなり慎重な見積もりとなり高額になることも考えられます。(例えば廻り縁を全部新しくするなど)

見積もらったあとに確認したほうがいいと思います。
全部きれいにしてもらう前提で高い費用でお願いするか、多少妥協して安く済ませるかは自分で判断できます。

そして工事が始まる前に、工事責任者と主要な家の傷をきちんと確認してから施工してもらいましょう。

誰かの助けになれば幸いです。


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