マサキを生け垣にして後悔した話

スウェーデンハウス

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家の外観を作る上で大事なのはエクステリア、外構工事も大事です。

我が家の外構はスウェーデンハウス経由で依頼した業者でしたが、
スウェーデンハウスの営業さんも一緒になって外構を考えて提案してくれたので、とても素敵な庭ができました。

しかし、後悔したポイントもあります。

それは斑入りマサキを生け垣にしたことです。

なぜ斑入りマサキを生け垣にしたのか

敷地境界には何かしらの塀かフェンス等が必要ですよね。

主にこのような目的です。
・防犯対策
・目隠し
・庭を含めた雰囲気

予算の問題

最低限の防犯対策だけでいえば、金属製のフェンスがコスパに優れています。
しかし、多くの金属フェンスはワイヤー状で透け透けですし、何より見た目が美しくありません。

見た目重視でウッド調のフェンスがありますが、なにせ高い……!

家のことで頭がいっぱいで、外構の予算をあまり多く考えていなかったのです。

そこで提案されたのが「生け垣」でした。

生け垣の魅力

家の中から見る景色が緑で埋め尽くされる。とてもいいじゃないですか。

防音性能が高く静かなスウェーデンハウスは、風の音もなかなか聞こえません。

植物のゆらぎで風の強さがわかるのはとても便利です。

後悔ポイント1 全然育たない

これが7年経過した我が家の「生け垣」です。

見ての通りスッカスカです。
写真に撮ったこちら側はお隣さんの住宅の壁なのでさほど問題はないのですが
別の向きは思いっきりお隣さんの玄関を向いているので、全然目隠しになっていないのです。

この辺の一番高いところは2mくらいあります。
植えたときは1mくらいだったので大分成長しましたが、まだ1.5m程度のところも多々。

ただ、原因はわかっています。

原因その1 土壌が悪い

表面は真砂土、10センチくらいは造成の時に盛ったであろう土、その下は砕石混じりの粘土質。
植えた周辺は多少の土入れ替えは行っていただきましたが、ある程度成長しようとすると頑固な粘土質にぶちあたってしまい、なかなか成長しないんだと思われます。

原因その2 住人が無知

ガーデニングの「ガ」の字もわからないような私たち、「ほっとけば1,2年で立派な生け垣になるでしょう」と高をくくっていました。
水やりくらいはしましたが、肥料もやらなければ、土壌改良も何もせず……。
さすがにここ数年はいろいろ試行錯誤しています。

こうならないために

生け垣を作る場所は十分に土の入れ替えを行ってもらいましょう。
メンテナンスできるよう、施工業者や提案業者に育て方を教えてもらいましょう

後悔ポイント2 カイガラムシの異常発生

まだ生け垣としての機能を十分に発揮していないにも関わらず、手間だけやたらかかります。

そのうちのひとつが、カイガラムシの異常発生。

あるときから、白いイボみたいなものが斑入りマサキにつき始めました。
何だろうと調べてみたら、正体はカイガラムシ。
名前の通り、カイガラ状の硬い体で覆われている虫です。
放っておくとどんどん斑入りマサキがどんどん弱っていきます。

カイガラ状の体で守られているので、普通の殺虫剤は効きません。

カイガラムシを駆除するには

・地道にそぎ落とす
・葉っぱごと切り落とす
・カイガラムシ専用の殺虫剤(なかなか高価)を使う
・冬期にマシン油剤を使う

我が家の斑入りマサキの写真で葉っぱが全然ない部分にお気づきでしたでしょうか。
カイガラムシがつきすぎて、葉っぱを全部落としたのです。


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こうならないために

虫がついてしまうのはどうしようもないので、対策は多分ないですね。
発生を見つけたら、広まらないうちに対処するのがいいでしょう。

後悔ポイント3 落葉する

提案業者「常緑樹の斑入りマサキを生け垣にしましょう」

私たち「ステキ!!」(常緑樹なら落ち葉の心配もないよね)

こんな感じの思いで植えることになったんだと思いますが、大事なことを知りませんでした。

常緑樹の真実

常緑樹=落葉しない、ではありません。

4月くらいに葉っぱの生え替わりがあります。
春になり、明るい緑色の葉っぱが出てきてとっても美しいのですが、同時に古い葉っぱがたくさん落ちます。
我が家の写真で葉っぱが落ちているのがお気づきでしたでしょうか。
これでもだいぶ掃除した後です。

生け垣なので当然敷地の端っこに植えています。
我が家の敷地が落ち葉だらけになるのはもちろん、お隣さんの敷地まで落ち葉まみれに……。
しかも、お隣さんの敷地が砂利なので葉っぱがとどまってしまうし、掃除も大変です。
毎年、謝りながら掃除させてもらっています。
しかたなく、業者が使うような屋外用掃除機を購入するに至りました。
吸い込むだけではなく、ブロアー機能もあるので砂利の隙間に入り込んだ落ち葉もある程度吹き飛ばすことができます。


こうならないために

隣が空き地とか、落ち葉があっても気にならない場所かどうかを確認しましょう。

まとめ

斑入りマサキの生け垣を美しく作り、保つのにはもの凄い労力が必要です。
軽い気持ちで決めないことをお勧めします。

我が家の生け垣はあと5年くらいしたらきれいになるかな……。


追記 斑入りマサキをやめました。

耐えられなくなり、斑入りマサキの生け垣はあきらめることにしました。

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